予兆?

「うつ」は突然始まった…。わけではありません。
それなりに予兆はありました。なにしろ子供のことから心配性だったし、中学、高校、大学受験では悩み続けて、神経性の下痢が続くこともありましたから。

けれど、ハチャメチャな大学生活のおかげか、22歳で社会人になった時には非常に明るく活動的な人間に変身していました。
そして、会社生活にも慣れ、忙しくも楽しく仕事をしているうちに月日はあっという間に流れ、30歳の頃には大きな仕事も任せられる信頼も社内で得ていました。

ところが、この年の春、あるお客さんの現場であわや大事故となるような決定的ミスをしてしまいました…。
当然、お客さんは激怒!!
私は事故が発生しかけた原因を必死で説明し、憤怒の形相の20人くらいのお客さん軍団に、ただ一人で土下座に近いような謝罪を3日3晩続けました。
当然、現場に泊り込みで不眠不休の書類作りに、プログラムの修正です。
本当に、精も根も尽き果ててしまいました。

このままでは死んでしまうと思った頃に、やっとお客さんの偉い方から、お許しが出て、設備の不具合はなんとか収束に向かいました。

うつろな足取りで久しぶりにホテルに帰り、食事を取ると、すぐに全部吐きました。
夜には疲労困憊なのに眠れず。なぜか涙があふれて止まりませんでした。
ベットの中でむせび泣き続けたのは何年ぶりだったでしょうか?

翌朝、再度現場に戻ろうとホテルから出ようとすると、心臓のあたりの胸部を刺されたような痛みがはしり、激しい頭痛と下痢にみまわれました。
逃げる(休む)わけにもいかず無理やり現場に出勤し、事態の収拾にあたりました。
その後1か月間程度、我慢に我慢を重ねました。

体調がおかしくなったのはその頃からで、その仕事が終了し解放されても、仕事に対する恐怖、出社することへの恐怖、はては通勤電車に乗ることへの恐怖に悩まされ、私は一転して会社を休みがちな、うつろなダメ社員に変貌してしまったのです。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。